Pri*こらむ「英語が話せるようになる3ステップ part2」

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今回はステップ②「伝え方、聞き方を学ぶ」 についてです。

スピーキング力をアップさせるには意味を通じさせる最低限の文法力が必要です。英語は配置の言語と言われるほど、word order(語順)が全てです。

日本語は助詞のおかけで、単語の配置はわりと適当でも、助詞を正しく使えれていれば意味が伝わります。

英語は配置によって意味(内容)をコントロールしているので、この配置ルールをきちんと身に付ける必要があります。と言ってもこれは無限にあるわけではなく、あらゆる表現はたった2パターンの文型が元になって作られています。(PRIMの文法講座はこの2パターンを核にレクチャーしています)
これがいわゆる文法です。

きちんと2文型を理解し、ここから応用力を付けることによって、英会話はできるようになっていきます。

そして文法力はリスニング力アップにも繋がっていきます。文法の基礎がしっかりしていれば、型の中で英語を聞き取ることができるので、ネイティヴが話し始めた瞬間に、ある程度の言葉の流れが予測でき、全ての単語が聞き取れなくても、意味をおおよそ捉えることができるようになります。

文法の基礎が身につけていないと、どの流れで話しが進んでいくのか見当がつかないので、分かる単語を聞き取ることに必死になってしまい、その結果全体把握が難しくなります。

もちろん知っている単語が多ければ、その分意味を推測しやすくなる場合もありますが、配置によって意味を作っている英語では、単語だけ聞き取っても、キーワードのみ得た状態になっているだけなので、全体の意味は掴みきれません。

例えば名詞は、主語にもなるし、目的語にもなります。それから補語や追加情報としての役割りもあります。なのでたとえいくつかの名詞が聞き取れても、それがどの役割りのものかが分からないと、やはり全体の意味は把握できません。

簡単な例で言うと、Ken likes Naomi.とNaomi likes Ken.では全く意味が違いますよね。ここでは人の名前と、誰もが知っているlikeと言う簡単な動詞しか使われていません。ですが配置が違うだけで全く逆の意味になっています。

英語は単語の知識ももちろん必要ですが、配置のルールもきちんと分かっていないと、言葉としては成立できないのです。

単語もただ意味を覚えるだけではなく、品詞自体の役割もぜひ学んでみてください。英語は名詞、動詞、形容詞、副詞の4つで90パーセント意味を作り上げています。そしてこの品詞は種類によってそれぞれのポジションがあるので、その単語が何の品詞かが分かると、配置する際の大きなヒントにもなります。

例えば、形容詞はbe動詞の後または名詞の前に置くとか、頻度を表す副詞は動詞の前に置かれるなど、、品詞は文法ルールによって決められた配置場所があるのです。

単語の並べ方を知るということは、スピーキング力アップにはもちろん、リスニング力アップにもとても重要なことなのです。

正しく並べられたら、あとはひたすらそれが言えるまで練習します。

次回はステップ③「伝える・聞けるまで言い方を練習する」について、効果的な練習方法をご紹介致します^ ^