Pri*こらむ 英語を話す機会ってどれくらいありますか? ー「話すこと」を重視しすぎた英語教育の末路 ③

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指導の基準になっている英文法が、ネイティブ英語と大きくずれているという根本的な問題についてもっと向き合う必要があります。

最初に..
*全ての学校というわけではありません
*テキストも変わってきてよいものもあります

無理やり5文型にはめて文を理解させようとしたり、本当は大きく異なるニュアンスを持つものをイコールと教えたり、時制の大切さをきちんと教えていなかったりと、日本の英語教育問題は、まず適切でない英文法の問題というのがあります。ネイティヴ英語の実態と異なる文法項目を教えているという根本的な問題に向き合わずに、文法教育では話せるようにならなかったから今度はとにかく会話重視アウトプット重視ということで本当によいのでしょうか?

これは多くの英会話スクールにも言えることですが、フレーズを丸ごと暗記させ、とてもカジュアルな英会話表現ばかり練習させても、根本をちゃんと理解させていなければ応用力はつきませんし、自分の言葉として使いこなせるようにはなりません。本当の意味での英語力の向上にはならないのです。

読み書きはできるけど、会話ができないから会話練習が必要と思い込んでいる人がとても多いのですが、実際には読み書きも会話もできていないことが多いです。

十分なインプットがないままアウトプットをしてもほとんど英語力は上がりません。
読み書きはもちろん、会話やリスニングにもまずは「正しいインプット」というのがとても重要です。

英文法をやっても意味がないとか、会話を重視するべきだとかそういうことではなく、聞く・話す・読む・書くの4技能を鍛えるには英文法も会話練習もどちらもとても大事なのです。

試験のための文法ではなく、「話すための文法」が大事なのであって、文法教育自体が間違っているわけではないのです。

話すために必要な文法力と語彙力がきちんと鍛えられれば、結果として読み書きも会話もできるようになります。

そしてメールやチャットなどでのコミュケーションが圧倒的に多い現代では、「瞬時に文の意味を理解する」「話すように書く」というスキルがとても役立ちます。

会話練習だけではそういった英語の基礎力は上がりません。「正しいインプット」をぜひ意識してみてください。

パート3までお読みいただきありがとうございました😊